リハビリのお仕事!理学療法士・作業療法士になるメリット・デメリット

私が海外に来るまでは、北海道で作業療法士という仕事を約6年間やってきました。その6年間は非常に濃く、社会人としての私を作ってくれました。

日本から海外へ出てみて、海外で働くことと日本で働くことの違いについて考えさせられました。

そこでまず、私がいたリハビリテーションの業界で働くことのメリット・デメリットをご紹介しようと思います。

高校生でこれから何になろうか考え中の方

社会人で転職を考えているけど、医療職ってどうなんだろう?と思っている方

子供に理学療法士・作業療法士になってもらいたいけど本当にいい職業なのかと考えている方

この記事を読めば、理学療法士・作業療法士として働くメリット・デメリットが分かります。

※理学療法士・作業療法士にどうやったらなれるの?と言うことは省いております。

理学療法士・作業療法士として働くメリット

職業としての満足度が高い

リハビリテーションとは、怪我をした人たちの機能を回復させると言うだけではなく、「自分らしく生きる」ことができるようにサポートをするお仕事です。そのため、患者さんが「やりたいこと」「(生きるため、家族のために)やらなければならないこと」をできるように訓練をしていきます。

脳卒中になると、脳の部位によりますが回復が見込めない場合もあります。その場合は「障害を持っていてもいかに、その人らしくより良い人生にしていくか」を考えながらサポートをします。

仕事の幸福度というのは「人を助けている」ということがポイントになります。仕事の幸福感・満足度の高い職業として、聖職者や消防士、そして理学療法士や作業療法士があります。

私の経験ですが、病院で働くと一人の患者さんに1週間から6ヶ月(通院を含めると更に長い)携わることができます。患者さんの回復力もありますが、一緒にリハビリテーションをし、その患者さんがよくなっていく姿を見るとものすごくやりがいを感じていました。

看護師や医者は患者さんに付き添う時間が短いですが、リハビリ職種は毎日20分から1時間は接することができるので、親密度も高いです。

安定した給料がもらえる

理学療法士・作業療法士の給料はそこまで高くはありません。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2017年度における理学療法士・作業療法士の平均年収は3,901,650円でした。

引用元:ジョブメドレーより

一般的な企業と変わらないと思います。

病院にとってリハビリテーション科とは、かなり大金を生む部門となるので病院にとっては不可欠な存在。一般企業のようにクビになることも少ないですし、コロナなど大規模な災難があったとしても必要不可欠な存在なんです。

就職先がたくさんある

リハビリテーションと思えば病院、施設で働いているイメージですよね。

ですが、他にもデイサービス、市役所、児童養護施設など働き口があります。そして理学療法士・作業療法士を求めている病院は山ほどあります。

私が大学4年生の時、就職活動はしませんでした。私の場合は実習でお世話になった病院から誘われ、そのまま入職したという形です。一応建前の面接はありましたが。

他にも生徒30人ほどに対して、きて欲しいと大学に依頼する病院・施設は100以上ありました。もちろん人気の病院は試験や面接を受けて数人しか受からないというところもあります。特に理学療法士を目指している大学生は整形外科希望が多かったので、整形外科の有名どころは受かる確率が低かったです。

また転職先も多いですし、離職しても数年後にまた働くことができます。転職しやすいというのもメリットですね。

就職してからの出会いが多い

大・中規模な病院限定かもしれませんが、病院で働くということは出会いが多いです。

特にリハビリテーション科は、運動神経のいい人、性格の優しい人、情熱のある人たちが揃っている印象です。そのため看護師さんからモテモテな人が多かったです。

私が以前勤めていた病院では、半数以上の人が同じ病院の人と結婚をしており、リハビリテーション科内での結婚も多かったです。

モチベーションの高い人の集まり

私たちリハビリテーション職種は、患者さんの人生のひとときに関わり、非常に重要な仕事になります。患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションをするため、リハビリテーションのやり方を終始勉強していかないと間に合いません。

大学生時代に勉強することは、解剖学や人体の基礎です。治療の仕方もおおよそ習いますが、本当に初歩で全くと言っていいほど習いません。

就職してからが勉強と言われており、勉強会・研究会が毎週開かれるほどです。自分の興味のある分野の研究会に休みの日とお金を費やすという人が多いです。

理学療法士・作業療法士として働くデメリット

就職してからが勉強

どの職種も共通かと思いますが、リハビリテーションの技術を得るには絶え間ない勉強が必要なんです。

ただただ治療法の勉強をしていても、患者さんはよくなりません。スムーズな治療導入の仕方、患者さんとの信頼関係の構築、治療方針の決め方、自宅改修のやり方、回復の予測、退院先の情報収集、看護師・医師・ソーシャルワーカーなどの医療職との連携などやるべきことは沢山あるんです。

私は3年間手や肘の骨折・靭帯損傷などを見るハンドセラピーをし、その後3年間は回復期で脳卒中後の患者さんをみてきました。

はじめの3年間はハンドセラピーの勉強に打ち込み、土日も勉強会に参加、業務終了後は次の日にみる患者さんの治療計画を立て、Dr.からもらった訳のわからない英論文を読み・・・などあっという間に時間が過ぎました。

しかし、部署が変わり、今度は手を見る仕事から脳を見る仕事になりました。大学時代にちょっとやっただけだったので、脳画像の見方や脳卒中後のリハビリテーションなど1からやり直しました。

また、勤務していた病院が研究発表など熱心にやっていたところで、その研究にも励みました。

サービス残業・やりがいの搾取が多い

日中の仕事が終わると、最後に患者さんのカルテを書いて業務終了となります。カルテが書ききれない場合は、上司に相談し残業手当をもらうことができました。

しかし、リハビリテーション科内の勉強会、治療法の打ち合わせ、勉強会で使う資料の作成などそれらは残業代には含まれません。

私は5年目になってやっと残業ほぼ0になりましたが、新人の頃は朝早くきて、夜8時ごろまで勉強・資料作成とサービス残業を毎日していました。それくらいしないと、患者さんに治療ができません。

患者さんを任されているという責任感が必要

中には手術を終えてすぐの患者さんがいたり、認知症ですぐに病院から飛び出してしまう患者さん、足を切断してまだ立つこともできない患者さんなどいろいろな患者さんがいます。

責任感を持って注意を払わなければ、患者さんを転ばせてしまったり、術部を更に痛ませてしまうこともあります。なので、適当に仕事をすることはできません。

患者さんは人生のひと時を私たちに託して、どうにかして治してほしいという願いを込めているのです。それに応える必要があります。

なので新人の時は、何度も担当者変更と言われました。それが糧となって勉強に励むことができました。

理学療法士・作業療法士の未来は・・・

リハビリテーション職種は、今後も発展し生き残るだろうと言われています。

リハビリテーションの分野でもロボットでリハビリをしていたり、PCを使って脳機能の活性化を図ったり歩く練習をするなど発展してきています。

ですが、その患者さんの本当にしたいことに焦点を当てたり、患者さん一人ひとりの治療方針を考えたりなど、人の心は人でしか分かりません。

現在リハビリテーション後は地域に戻すという国の方針になっています。リハビリテーションの強化が更に必要であり、人材も必要なはずです。

理学療法士・作業療法士に向いている人

私の経験談と、見てきた人から考えたのが

・人に興味がある人

・人と話すことが好きな人

・何事にも熱心に取り組める人

・勉強が嫌いではない人

そもそも人に興味がないと、なぜこの患者さんにリハビリテーションをしているのだろう?と考えてもわからないからです。自分が治療をして、その結果その人はどうなりたいのか、どうならなければいけないのかという患者さんの生活背景を考えなければなりません。

話すことが好きな人は、患者さんの意見を引き出すのにとてもいいポイントになります。

私は話し下手で、質問をたくさんしてしまった経験があります。質問をしまくったら患者さんも困惑しますし心も開きませんよね?何度も患者さんを怒らせたことか・・・笑

その時に上司から、「自己開示をしてみよう」「共感をしてみよう」一つづつ話し方をマスターしていけばいいということを学びました。その結果患者さんとよく話すようになり、徐々に信頼を得られるようになりました。なので、今話すのが苦手だとしても、話し方を身につければ大丈夫です。

また、リハビリテーション業界は日々勉強です。分野もたくさんあります。楽して稼げるような職業ではないことを知ってもらいたいです。

姉やんは海外にいるけど、作業療法士にはならないの?

オーストラリアでは、日本の資格は使えません。再度大学に行く必要があります。(大学によっては1.5年通えばO Kというところもある)

英語もネイティブレベルでなければなりません。泣

できれば海外の病院も経験したいなと考えていますが、英語力が伴わないので、しばらくは作業療法士には戻らないと思います。

でも何年かけてでもいいから海外のどこかでリハビリをやりたいな・・・なんて夢を見ています。

以上、理学療法士・作業療法士になるメリット・デメリットでした!

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